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路線価散歩(高輪~白金台編)/後編

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テーマ:ライター記事

前回は、品川駅高輪口から、第一京浜沿いを北上し、品川高速バスターミナル前まで歩みを進めました。)


2.高輪二丁目~高輪警察署前(桂坂)

≪高輪二丁目交差点より、桂坂を望む。≫


≪桂坂という名前の由来は、「むかし蔦葛(つたかずら)がはびこっていたから」とも「カツラを被ったお坊さんが品川からの帰途急死したから」とも。(港区公式HPより)≫

 高輪二丁目交差点から先、高野山東京別院(※1)につながる桂坂方向へ折れると路線価は一気に1㎡90万円台にまで下がります。(そうはいっても、坪単価300万円を超えますので、戸建住宅を建てられるだけの土地を購入しようとした場合、1億円は下らない高級住宅地です!)

≪高野山東京別院 山門≫

※1 高野山東京別院は一時、謎の地下変電所(正確には「東京電力高輪変電所」。謎でも何でもありません。)でその名が知られましたが、港区は、定期的にこの地下変電所の区民対象見学ツアーを開催しているようです。

 そして、高輪警察署と高輪消防署(※2)の並ぶ交差点を前に路線価は再び上昇に転じます。

≪高輪消防署 二本榎出張所≫

※2 ここ高輪消防署二本榎出張所の火の見櫓からは、当時、東京湾が一望できたそうです。もともと高輪の地名も、高台へ続く縄手道=高縄手から名付けられたものといわれています。


3.高輪警察署前~明治学院前~日吉坂上(桜田通りを渡り桑原坂から目黒通りへ)

 高輪消防署の海抜は25mで、23区最高峰の愛宕山(港区・海抜26m)と遜色ありません。その様子が、この高輪警察署前交差点まで来ると、前後に一気に下ってゆく道路の傾斜からよくわかります。

 交差点を越え、高台から道を下ってゆくと、片側4車線の桜田通りにぶつかります。この桜田通りを境に町名は高輪と白金台にわかれますが、路線価ベースでみると高輪側の方が概ね1割程度高く設定されています。これは、用途地域の違いが顕れていると考えてよく、桜田通りを挟み、高輪側には近隣商業地域が設定されていますが、白金台側には住居(ないし住居専用)地域のみの設定となっていることが、影響を路線価に反映されているものと考えてよいでしょう。

≪桜田通りは、桜田門交差点から西五反田1丁目交差点までの、国道1号の一部区間の通称≫

 桜田通りを渡ると、明治学院から白金小学校(※3)と建物の続く、いわゆる文教地区に入り、道は桑原坂を越え、今回の散歩コースの終点・目黒通りにさしかかります。

≪港区立白金小学校。一見、ごく普通の小学校に見えますが…。≫

※3 白金小学校をGoogleマップの航空写真で見ると、一つ不思議なことに気付きます。どこの学校にも一つはある、プールが見当たりません。今回の取材で初めて知ったのですが、東京都内の小学校では校庭の一部を掘り込んで半地下のプールを設置し、普段は鉄板で覆うことで運動場とスペースの兼用を図っているようです。

 この目黒通りに入ると、今日、第一京浜から桂坂に入ったときと逆の現象が起こります。直前の桑原坂周辺の路線価1㎡92万円に対し、目黒通りと交わる日吉坂上交差点周辺の路線価は、一気に180万円前後へ跳ね上がります。

≪日吉坂上交差点≫


4.日吉坂下~白金台(目黒通り沿い)

 さて、今回の散歩の最終目的地は、プラチナ ドン・キホーテ白金台店で終わりです。このお店がある白金台交差点前の、平成29年度の路線価は1㎡206万円です。

≪セレブご用達(?) プラチナドン・キホーテ白金台店≫

 ちなみに、ドン・キホーテさんが白金台に店舗をオープンされたのが平成27年5月のこと。平成27年度の店舗周辺の路線価が1㎡178万円ですから、この2年間で+15.7%、路線価が上昇したことになります。この辺りについては、景気回復と地価上昇という点において、ドン・キホーテさんは潮の変わり目をうまく判断されたということなのでしょうか。

 今回は、距離にして2.2kmほどのコースを歩きましたが、路線価というフィルターを通して見ると、また違った街の顔が見えてきました。次回はまた、別のエリアに出掛けてみたいと思います。


取材・文/TN(HN)
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